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​作品情報
パンク!×民謡!×盆踊り!
吠え続けるミュージシャン・遠藤ミチロウ(ex.ザ・スターリン)の今を切り取った、ロード“盆踊り”ドキュメンタリー!
故郷の福島で“盆踊り”にインスパイアされた遠藤ミチロウが繰り広げるアンプラグド・パンクの新たなカタチ、これが民謡パンクだ!
ミチロウが追い求める“祭り”とは?
今作は映画作家・小沢和史と組んだ、遠藤ミチロウ監督作の第2弾!

あらすじ​

2015年8月。福島第一原発事故から4年後の終戦記念日、遠藤ミチロウは民謡パンクバンド“羊歯(しだ)明神(みょうじん)”を率いて、福島県いわき市川前の山奥に建つ櫓の上に居た。40年ほど途絶えていた盆踊りが復活するのだ。そこに集まるのは志田名(しだみょう)地区に暮らす住人たち。志田名は事故後に発見されたホットスポットで、若者たちが避難した後に残ったジッチやバッパ(浜通りの方言で‘お爺さん’‘お婆さん’)が、放射線衛生学者の木村真三とともに放射能汚染地図を作成した地域である。ミチロウは言う「志田名は俺たちの未来の姿だ!」。大震災、原発事故、揺れ動く政治情勢の中、福島で生まれた民謡パンクが祭りから祭りへと駆け抜ける!ミュージシャン・遠藤ミチロウのルーツを辿りながら、ヘリパッド建設問題に直面する沖縄・高江を経て、愛知・豊田の大衆奇祭・橋の下世界音楽祭へと登りつめていく。ミチロウは今日も音頭を鳴らし続ける―

監督:遠藤ミチロウ・小沢和史

出演

遠藤ミチロウ/木村真三/伊藤多喜雄

石塚俊明(羊歯明神)/山本久土(羊歯明神)/茶谷雅之(羊歯明神Jr.)

タテタカコ/永山愛樹

2017年/日本/71分/HD

監督プロフィール

遠藤ミチロウ

1950年福島県生まれ。1980年、パンクバンドTHE STALINを結成。過激なパフォーマンスが話題を呼び、1982年、石井聰互(現・石井岳龍)監督映画『爆裂都市』に出演。同年メジャーデビュー。1985年、THE STALIN解散。以降、様々なバンド活動を経て1993年より“アンプラグド・パンク”を標榜するアコースティック・ソロ活動を開始。21世紀に入り多彩なライブ活動を展開、さらに詩集、写真集、エッセイ集など出版多数。中村達也(LOSALIOS)とのTOUCH-ME、石塚俊明(頭脳警察)と坂本弘道(パスカルズ)とのNOTALIN'S、クハラカズユキ(The Birthday)と山本久土(MOST、久土'N'茶谷)とのM.J.Qとしても活動。2011年、東日本大震災の復興支援として「プロジェクトFUKUSHIMA!」を発足し、数々の活動を展開する。2014年、突如膠原病を患い、入院。2015年、入院中に書きためた詩をまとめた詩集『膠原病院』を出版、同時にアルバム『FUKUSHIMA』を発表。同年、アンプラグド民謡パンクバンド「羊歯明神」、自身最後のバンド「THE END」と2つのバンドを結成。さらに初監督作品となるドキュメンタリー映画『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』を発表。山形国際ドキュメンタリー映画祭、ニューヨークの日本映画祭「JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」にて招待上映、韓国の堤川国際音楽映画祭ではコンペティション部門にて審査員特別賞を受賞。

小沢和史

1974年静岡県生まれ。20歳のときに福居ショウジン監督『ラバーズ・ラバー』のアフレコ作業に参加し、映画現場を知る。その後、多摩美大の映像コースに入学。『ファールグランド』(IFF2000入賞ほか)、『わらってあげる』(PFF2000入選ほか)などの16mmFilm作品を監督する。卒業後、故郷の静岡を舞台にした三部作『人さらいが来ればいいのに』(水戸短編映像祭2003準グランプリ)、『僕は1日で駄目になる』、『ハシッシ・ギャング』(小川国夫原作オムニバス映画『デルタ』の一編)を監督。2006年には、ミチロウ監督映画『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』にも出演しているミュージシャンAZUMIを追ったロードドキュメンタリー『地下の日だまり』を発表。近年は、東京大空襲の記憶を“亀戸”にスポットを当てフィールドワークした『この身の持ち越し』(出演・詩:鈴木志郎康)と『亀戸のまさおちゃん』の2作品を発表した。

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