top of page

COMMENT

​コメント

原発はまさに

「盗まれた思い出」

にしかつながらない。

ミチロウさんは

その比類なき

ヒリヒリする感覚で

そのど真ん中に

立っている。

ひるまないこと、

沈黙しないこと、

ぶれないこと、

踊ること。

友川カズキ

(ミュージシャン)

あの伝説の過激ミュージシャン遠藤ミチロウさんが福島出身だった。放射能と原発と盆踊りと婆さん達。優しさとパンクが常に同居するこの作品は本人そのものだ。素晴らしい。

園子温

(映画監督)

その人に会うと自分の何かが動き出す。

 

それがミチロウさんの歌であり、

存在であり、ミチロウさんが重ねてきた旅の轍であります。

 

時に晴れ渡り、

時に見えないものを見せてくれて、

時に自分の過ちを知り、

辿ってきた道を、先を歩く先輩の後ろ姿を、追いかけながら

右往左往しながら、

ほんとうに鋭く差し込む細い希望の光は絶対にあるはずだと信じさせてくれます。

 

映画『SHIDAMYOJIN』は

映画の撮影とともに始まったものではなく、

震災前からずっと続けてこられたミチロウさんのライブツアーと生き様と大切に重ねてきた出会い、

それらを明るみにだしてくださったものだと感じました。心から感謝します。

タテタカコ

(ミュージシャン)

一揆だ!哀しみも憂いも、この音頭でぶっとばせ!祭りは一揆なんだ!羊歯明神の民謡ROCKに、志田名人が笑ってる。

奈良美智

(画家・彫刻家)

ビバ!いびつな生き様

 ハレとケの対比が動き、廻る。静と動が積み重なり、どこまでも語り続けるその生き様に引き込まれる。ラスト近く、陽の光に溢れた旅先の安ホテルで荷造りするミチロウの安らかなエロスに思わず涙がこみ上げた。

 そうか、遠藤ミチロウはこういうやつだったんだ。

 貫き通すそのわがままな人生。いびつな生だ。映画もミチロウも完成された器には決して収まらない。ここに登場するだれもが世界に対して居心地が悪いはずだ。そんな彼らの動機が、盆踊りの歌に合わせて繫がりながら時を動かし、生が動いていく。だから、だから、これで終わりと言えず、次の扉が見えてくる。それが信じられる。

ほしのあきら

(映像作家)

わたしは2015年8月15日ミチロウさんに呼ばれて、福島の志田名にいた。

ミチロウさんが志田名で放射線衛生学者の木村先生とお祭りをつくるからだ。

突然電話がかかってきて、PIKAには来て欲しいな。と伝えられて

わたしにはその瞬間ものすごく懐かしい景色が見えた気がした。

 

もしかしたら、わたしが懐かしいと感じるその景色を

ミチロウさんも前から知ってるのかもしれない。

 

どんどんと、磨かれるとは全く逆に

まるで原石のように大地のように存在が凝固してく魂の塊り

ミチロウさんは時代そのものだと思う、

JUST LIKE A BOY

 

一人で、その足で、ずっと歌い続けて、

これからもミチロウさんの生き様は結晶し続け見る人を

地球が揺れたように震わしていく、

わたしもそんな原石であり続けたい。

PIKA

(ミュージシャン / あふりらんぽ)

俺は高江にも行っていないし活動もしていない。罪悪感というか、うしろめたさを感じるというような、そんな気持ちがあるんだ。でもミチロウさんがやっているからいいか…とも。ミチロウさんは、何かをやらねばということではなく、いつも突き動かされるように行動している。

皆さん、ミチロウさんを大事にしてください!

中村達也

(ミュージシャン)

これぞ過激。これがパンク。
赤裸々であること。
全裸で転げ叫んでも、アコースティックでも、民謡で盆踊りでも。福島でも沖縄でも、橋の下でも。
ミチロウさんの旅の中で全て一つに繋がって、
ますます痛快に、疑惑と知らんぷりの憂鬱な壁を突き破っていくんだ。
「お前はいったいナニジンだ?」と、自身に問いかけながら。
彼はどこまで行くんだろう?
後ろ姿を追いかけずにはいられなくなる、
それが映画『SHIDAMYOJIN』だ。

チバ大三

(ミュージシャン / 独唱パンク主宰)

フクイチ30km圏内であるにもかかわらず、「安全宣言」を出したいわき市に属するために捨て置かれたホットスポット、志田名。
開闢されて三百年の「限界集落」志田名に、「うたのありか」を立ち昇らせるが如く、我らが遠藤ミチロウが紡ぎ出す新民謡が響き渡る。
SHIDAMYOJINは、1995年のモノノケ・サミットに通じている。ここもそこもあそこも、おちこち全部繋がっていると映画は放歌高吟する。
観ろ!

中川敬

(ミュージシャン / ソウル・フラワー・ユニオン)

限界集落と遠藤ミチロウ。民謡とパンク。

盆踊りとモッシュ。そして生と死。

すべてが必然的につながっていて、まぜこぜになって。

映画からあふれてくるそのダイナミズムに、

観ていて身体が熱くなった。

「300年かけて土地を戻そう」という言葉が、

短かい僕たちの人生の中で輝いていた。

元気をもらった。

角南誠

(漫画家)

Please reload

bottom of page